蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT スペシャル版

蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT スペシャル版 販売元:キングレコード
発売日:2006-04-05


おすすめ度

5点 (5点満点中)

感想

・本編の前日談、超辛口のラブストーリー
『蒼穹のファフナー』本編の約1年前の出来事を描いた前日談。
冒頭の皆城総士によって語られるモノローグの中にある「誰かが生き延びるために誰かが犠牲になる」という台詞がこの物語を端的に示しています。本編同様、非常に悲劇的で胸が締め付けられる様な切なさを感じさせる物語ですね。
但し、必要以上に自己犠牲を美化したり、滅びの美学を語ったり、ましてや自暴自棄や絶望を強調した内容では全くありません。「しなければならない事」を精一杯成し遂げた者の想いと、その遺志を継ぐべき"残された者"の決意と言った内容をメインテーマに、「悲劇ではあるが絶望ではない物語」が綴られています。物語のラストで、やはり皆城総士がモノローグの中で冒頭と同じ内容の台詞を言いますが、意味合いが全く違っており、この物語を通した総士の心情の変化が明確に表現されています。こういった魅せ方の妙はさすがですね。
物語は2名の新キャラクターを中心に進んでいきますが、蔵前果林や日野恵といった本編に登場しながらほとんど語られなかったキャラや、総士がジークフリードシステムに乗った本当の意味、マークアイン、マークツヴァイといったファフナーにもスポットが当てられており、本編を補完する意味合いも充分に果たした内容になっています。ファンを充分に意識した創りが嬉しいです。
また、メインが2名の男女になったのも、少年二人がメインだった本編に比べて非常に自然なストーリー展開になったと言う感じがして好印象です。妙なやおい臭が消えて、純粋なラブストーリーになった分間口が広がった感じですね。
内容的に50分と言う枠に収まりきらず、僚と祐未の物語で一杯一杯だった点が少し残念ですが、その分彼らの物語が濃厚に味わえて、充分に心に響く傑作になっていると思います。本編未放送シーンに重要な部分もありますので、ファンならこのスペシャル版の入手をお薦めしますね。

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